麻酔科医の需要は比較的高く、勤務医のみならずフリーで勤める医師も多い科ですが、近年では幅広い分野に対して、柔軟な対応が可能な医師が求められる傾向が出てきています。ペインクリニック、救急医療、総合診療など、様々な分野に対応することが可能である麻酔科医を求めている病院が多く、そのような場所では売り手側である医師の希望が通りやすい傾向もみられます。
そこで、老健や在宅診療所においても需要が高まりつつある麻酔科医の需要、そして転職動向について少しまとめてみました。

多くの病院で常勤医師が在籍している麻酔科

麻酔科医は、基本的に非常に多くの病院が常勤医師として確保に動いていることから、常勤の麻酔科医が在籍していない病院の方が少ないかもしれません。特に、公的病院では上記いにの求人募集自体も多く、術前術後の麻酔の管理、オンコール担当が大半と言われています。以前は、麻酔科医の常勤が増加しない理由とされていた当直及びオンコール対応に関しては、その負担を軽減しようとする動きが活性化していることもあり、常勤医として勤める麻酔科医が増加しているものと思われます。また、麻酔科医は中規模以上の病院に勤務医として勤める医師が多いという情報もみられます。

昨今、麻酔科医に対するニーズが広がっていることはご存じでしょうか。緩和ケアやペインクリニックなど、活躍することが可能なフィールドが広がったため、幅広い医療機関からの募集が増加しているのです。そして、その増加した求人募集に対して、市場のニーズはまだあまり満たされていません。

精神科や小児科と同じぐらい医師不足の麻酔科

実は、麻酔科医の不足状況は、精神科・小児科と同様のレベルであるという事実はご存じでしょうか。手術中
における麻酔管理だけでなく、様々な場面における需要が高まっている中、実は全国の麻酔科医は10000人前後しかいません。全身麻酔を必要とする手術の件数が、年間に250万件を超えると言われていることを考えると、1人あたりが年間に210件をこなさなければいけない計算になるのです。
このように改めて考えてみますと、麻酔科医が如何に不足しているのか、その実情がありありと浮かび上がってきます。求人情報に関しても全国的に募集そのものが多く、やはり実態としては、慢性的な麻酔科医不足が起きていることは明らかとみられます。

麻酔科は老人保健施設、在宅診療所でも求められる

麻酔科医が不足している中、緩和ケア、ペインクリニック、救急など、様々な現場における需要が高まり続けているため、人手不足の状況は今後もより深刻化していくものとみられます。圧倒的な売り手市場であることから、条件面では厚遇されることが多いかもしれませんが、その需要は老人保健施設や在宅診療所にも広がっています。
労働時間が不規則となりがちな麻酔科医の常勤勤務ですが、近年では在宅緩和ケアなどにおいてワークライフバランスのとりやすい求人案件なども増えているようです。
麻酔科医の転職に関しては、勤務先となる施設が多彩となってきていることから、転職先さえ選択を間違えなければ、ご自身の希望する条件のものをみつける事も容易と言えるでしょう。