国内全域にて、慢性的な医師不足の続く神経内科。国内の神経内科専門医はおよそ5000名程度とされていますが、この数は医師の総数からみると僅か2%程度となっており、神経内科医の総数そのものが圧倒的に不足しているであろう事実が推察されます。では、上記のような事情より極めて高いニーズがあると考えられている神経内科の需要、そして転職に関する市場動向についてご紹介してまいります。

神経内科は全国的に深刻な医師不足が続く

冒頭に少しご紹介させて頂きました通り、神経内科医は全国的に深刻な医師不足が続いています。実際に医師求人サイト等から神経内科医の求人に関して検索を行うと、まとまった量の情報が出てくる状態が慢性的に続いています。全ての施設において不足している、というわけではありませんが、神経内科医の常勤が安定して充実している医療機関は全国でも少数ではないかとも言われているのです。

脳神経外科系病院などの医師求人募集が多い

単純に、神経内科の医師求人を探すにあたり、需要の高い場所を狙いたいと言うのであれば、脳神経外科系病院などは中でも医師求人の募集が多数掲載されていますので、そちらがお勧めです。
参照リンク:https://all-byoin.com/lists?sp=6

ただ、神経内科に関する医師求人の募集が多いとは言え、皆さん自身にも「ご自身のニーズ」があるでしょうから、市場動向をじっくりと捉えながら、ご自身の思い描かれるキャリアパスと照らし合わせてみるのが賢明でしょう。
つまり、需要も大切ではありますが、転職に対して何を求めているのかによっても応募先の幅が変わってきますよね。例えば、専門医資格を活かすとして、脳血管障害、パーキンソン病や認知症等等と向き合いたいのか、あるいはリハビリテーション系や在宅医療等の分野における活躍を目指しているのか、そういった部分もあらかじめクリアにしておいた方がいいでしょう。

ただ、需要という点からお話をするのであれば、基本的には大都市圏を中心に、前述の通り脳神経外科系病院であったり、リハビリテーション病院での求人が多数掲載されやすい傾向があります。また、その中でもパーキンソン病や、神経リハビリ、てんかん等を対象に専門分野があるのであれば、転職には非常に有利と言えるでしょう。近年、脳に機能障害を持つ高齢の方が著しい増加傾向にあるため、神経内科に関しては全般的に需要が高まり続けています。上記のような求人傾向はみられるものの、必要となるスキルはあらかじめ明確でありますので、ご自身のスキルに応じて転職先を選ぶことになるでしょう。

需要が高いため転職の選択肢が多い

前項でもお伝えした通り、基本的に需要が高いため、神経内科での転職ということであれば選択肢は広がっていると言えます。ただ、医療機関によって医師に求めるスキルが異なることから、ご自身の経験や実績が問われる場面は多いでしょう。専門的な症例に関する実績によって、転職先がある程度決まってくる傾向があるということですね。特に、ALSやパーキンソン、アルツハイマーなどの認知症といった分野に関する経験を持っていれば、転職先の幅はかなり広がるでしょう。
また、売り手市場が続いているため、転職先に関しては勤務条件を優先で選ぶことも可能と考えられています。特に、リハビリ系の施設では当直やオンコール対応の必要性等も少なく、プライベートを優先したい医師が希望するケースも少なくありません。
ちなみに、神経内科以外には専門医のニーズが特に高い科目として、呼吸器内科が挙げられています。